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ポリオ

ポリオウィルスは腸から体内に入り込みます。この際、腸の粘膜にあるlgA抗体という免疫物質がウィルスの侵入を防御します。
つまり、ポリオワクチンはlgA抗体を作るために接種するので、ワクチンが腸まで到達しなければなりません。他のワクチンと違い、ポリオだけが経口接種なのはそのせいです。

病気の説明

ポリオに感染した人の便中に排泄されたポリオウィルスが口~食道を通って腸に感染、発症する病気です。
ウィルスに感染すると100人中5~10人は風邪のような症状(発熱や頭痛、嘔吐など)が出て、さらに重症化すると麻痺があらわれます。
そして一部の人には麻痺が永久に残り、また呼吸困難によって命を落とすケースも。
日本ではほとんど発生していませんが、日本の近隣諸国(中国や東南アジアなど)では未だに流行している病気です。

使用ワクチンと摂取

ポリオウィルスは腸の中で増殖するため、経口接種となっています。
ポリオの原因となる3種類のウィルスを弱毒化し、シロップ状にしたものをスポイトで1回につき0.05ml飲ませます。
なお、理想の接種年齢は生後3ヶ月~1歳6ヶ月とされ、6週以上の間隔で2回受けます。

副反応

過去20年間の国内データによると、450万人に1人の割合でポリオと同じような麻痺を生じることがあります。
ワクチンに使われているウィルスは弱毒化されていますが、ウィルスが腸内で増える課程において毒性が強まるためごく稀にポリオと同じような症状が出るようです。
また、ワクチン投与を受けた人の便中に排泄されたウィルスが感染し、麻痺を引き起こした例も報告されています。その割合こそ550万人に1人とごく僅かですが、感染しないためにも周囲の人は手洗いなどを徹底しましょう。

注意点

ポリオウィルスは腸の中で増殖し、免疫を作ります。下痢をしているとせっかく飲んだワクチンが流れてしまい、腸の粘膜に止まることができません。それでは免疫ができないので、下痢をしているときは控えるようにしてください。
また、咳がひどいとワクチンを吐いてしまう可能性もあるので、なるべく受けないようにしましょう。

これって大丈夫?

ポリオの予防接種を受けた子からうつらないか。という質問は実に多くみられます。
確かに、ポリオウィルスは腸の粘膜で増え、それが便と一緒に排泄されるので他の子の口に入る可能性もあります。
ワクチンに使われているウィルスは弱毒化されていますが、排泄されたウィルスが本来持っていた毒性を発揮し、それが原因で発病する可能性は否めないでしょう。
とはいっても、これはあくまで理論上のこと。
保育所などでは受けた子と受けていない子が一緒に生活していますが、そういった場所でポリオが起こっている。という報告はありません。

初めての予防接種

ここでは接種会場(病院など)について~接種後のことまで、当日の流れを詳しく紹介しています。初めてのママもその場にいるつもりで読んでみてください。

検診と問診

まず接種のために体温を測り、予診票に記入します。医師が予診票を見ながら問診し、赤ちゃんの体調に問題がないようであれば接種OKサインを出します。

予診表にサインする

赤ちゃんがこの予防接種を受けることに同意します。というサインを保護者(パパやママ)が記入します。

摂  取

ポリオは経口接種といい、スポイトでワクチンを飲ませます。ママがしっかりと抱っこして、赤ちゃんの手が口に行かないよう気をつけてください。
ワクチンを飲んだあとは口から垂れないよう、顎(あご)をそっと押さえます。

摂 取 後

ワクチンがおなかの中にしっかり届くよう、赤ちゃんが吐かないようにします。そのためにも、飲み終わったら最低30分は会場内で静かにしていましょう。その間、ミルクやゲップと一緒にワクチンを吐き戻してしまったら、もう一度飲み直します。
会場を離れたあとに吐いてしまったら、すぐに電話して医師の指示を仰いでください。


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